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柿渋染めて30年!こだわりの柿渋染めと松煙染め


柿渋染め


柿渋

柿渋とは渋味の強い渋柿の果汁を発酵熟成させたもので、主に1年〜3年の熟成品を使用します。
柿渋は昔ながらの知恵の結晶であり、当時は庭先の渋柿から柿渋液を作り、様々な所で活用されて来ました。
当工房でも、昔は少量ながら作っていましたが、現在は専門の柿渋製造業者様よりご提供頂いております。
柿渋の主成分はシブオールと呼ばれるタンニン(ポリフェノールの1種)で、渋味の元になります。
このタンニンの含有量が非常に多いことも当工房で行う柿渋染め後の媒染工程において重要なものとなります。
柿渋の特徴の一つとして、水を通し難く、空気を通すことが上げられます。

柿渋の詳しい説明は当工房も柿渋を購入させて頂いている下記を御参考下さい
・柿渋 (株)三桝嘉七商店様


柿渋の活用例


・天然染料
・天然塗料
・民間薬
・清澄剤
・魚網等の補強剤
・捺染型紙の補強剤
・和紙の補強剤
etc...


柿渋糸染め と 泥(地下水)媒染【柿泥】


当工房が紙糸での織物を手掛けた当初は、和紙(楮)の性質上、繊維が非常に短いために切れ易く弱い状態でした。そこで、昔ながらの知恵を利用した柿渋による糸染めを何度も試験し、十分な糸強度を有する、紙糸織物を作り出す事に成功しました。

当工房では織り上がった布に柿渋染めを施すのでは無く、糸かせの状態で柿渋を浸染します。

 


 



柿渋液の濃度調整を行った後、糸ひとかせづつ浸け込み丹念に揉み込んで、出来るだけ均一に染まるようにします。この時点ではまだ紙糸の強度があまり強く無いため丁寧に行います。
 

 



染め付けた糸かせを天日に晒すため、竿にひとかせづつ均一に日光が当たるよに、かせを広げて掛けます。



越後おぐには、11月〜3月まで多くの雪で覆われるので、染付けは4月ころから行います。竿に掛けた糸かせを日の出と共に外に出し、夕方またハウスに取り込む作業を毎日行い大切に糸づくりを行います。

 

 



染付けた糸は3〜4ヶ月間に渡り糸かせの上下裏表を満遍なく天日に晒すことで、糸の十分な強さと柿渋特有の茶褐色を発色させます。
天日晒し後は更に約半年間保管し、色を安定させるため、約1年間の糸ごしらえとなります。


 
 当工房では冬の間に積もる雪を融かし消すために地下水を汲み上げています。
この天然地下水には豊富な鉄分が含まれており、道路の白線が一冬で赤茶けてしまうほどです。
この天然地下水で柿渋染めの糸を媒染すると天然染料の柿渋と天然地下水でしか出すことの出来ない自然でまろやかな鉄紺色となります。
媒染後に乾燥すると鉄紺色の奥から柿渋本来の渋茶色が発色し、なんとも云えない自然な奥深い泥茶色が出来上がります。

 

 

天然素材で作り上げた諸紙布の柿渋糸染め、柿泥製品は30年来、沢山のお客様からご愛用頂いております。
当初、紙糸の補強剤として考えた柿渋染めでしたが現在は絹糸等にも柿渋染めを施しております。
柿渋染めをした糸は、独特な張り感があり、しっかりとした生地味で、防虫効果等もあります。
時間を掛けて、一つ一つ手仕事で作り上げる天然の素材感をご堪能頂けます。

 


 


本松煙(松煙もみ込み糸染)   


松煙

松煙は中国では三国時代の始めころには書のための墨として松煙墨が主として用いられていたようです。
日本では、奈良朝時代の後期に写経用の松煙墨が作られたのが始めてのようです。   
衣類の染料としては、僧侶の黒衣を『墨染めの衣』と呼びますが、その『墨染めの衣』の歴史に関係があるようです。   
『墨染めの衣』は昔の中国の僧侶が衣を着る際、質素なものをというところから手近にあって染め安い材料から墨を使うようになったようです。日本では絹糸を黒で染めると七色に光ることもあり、僧侶の尊貴さの表れともとられようです。   
松煙染めは松の樹脂分の多い部分を不完全燃焼させて出来る煤(すす)を原料とする染色顔料を用いて行います。
 

 本松煙

一般的な松煙染めは生地に後染めを加工を施しますが、当工房の『本松煙』は伝統的手法の『もみ込み染め』で糸ひとかせづつ丹念にもみ込みながら染付けます。
天然素材で糸の奥まで染め上げた先染めでしか表現出来ないまろやかな優しい松煙の墨色に仕上がります。